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本社移転のニュースから読む(2026年10月第3週)

更新日 / 編集 OFFICEMILL編集部

メルカリのオフィス
OFFICEMILLが取材したメルカリのオフィス

本社移転のニュースから読む(2026年10月第3週)のイラスト

この記事のまとめ

  • 10月第3週に発表された移転のお知らせを3社ぶん比較
  • ねらいは「広さ」「事業をまとめる」「見せる場所」
  • 新しいオフィスの「使い方」まで書くお知らせが増えている

10月の第3週(10月12日〜18日)にも、オフィスを移したというお知らせがいくつも出ました。ここでは、そのうち3社のお知らせを、各社が自分で出した発表文に書かれている内容だけで並べます。

同じ「移転しました」でも、何のために移ったのかは会社ごとに違います。たとえるなら、同じ週に引っ越した3軒の家が、それぞれ「子ども部屋がほしかった」「家族を1か所に集めたかった」「お客さんを呼べる家にしたかった」と話しているようなものです。

10月第3週に発表された3社

会社発表移転先ねらい(発表文より)
くるめし2026年10月13日(PR TIMES)渋谷ファーストプレイス2F(東京都渋谷区神泉町)事業拡大と組織拡大。広さは約2倍に
NSJAPAN2026年10月14日(PR TIMES)+SHIFT 日本橋桜通り 12階(東京都中央区日本橋)複数の事業を組み合わせて伸ばすための拡張移転
パンドラ(PANDORA Jewelry Japan)2026年10月14日(PR TIMES)PMO渋谷Ⅱ 8F(東京都渋谷区渋谷)日本事業の拡大。ショールームを併設

それぞれのお知らせ

くるめし:広さを約2倍に、会議室の名前は社員から

法人向けの弁当の宅配「くるめし弁当」などを運営する会社です。旧オフィスの439.50㎡から、約2倍の888.30㎡に広げました。旧オフィス(渋谷区道玄坂)での業務を10月9日(金)に終え、連休明けの10月13日(火)から新オフィスで営業を始めています。

お知らせには、新しい住所に加えて、最寄り駅(京王井の頭線「神泉駅」徒歩約3分、「渋谷駅」徒歩約10分)、旧オフィスでの最終営業日も書かれています。会議室の名前は社員から公募し、「つくる」「こめる」「つつむ」「とどける」など、食事が届くまでの流れにそろえたそうです。

NSJAPAN:事業をまとめて伸ばすための拡張移転

営業支援や新規事業支援を手がける会社が、10月1日から日本橋の「+SHIFT 日本橋桜通り」12階に移りました。発表文は「単なるオフィス移転ではありません」として、営業研修・海外進出支援・アスリートのデュアルキャリア支援など、いくつもの事業を組み合わせて伸ばすための「成長投資」だと位置づけています。社員だけでなく、取引先やパートナー、アスリートが集まりやすい場所にすることも理由に挙げています。

パンドラ:オフィスとショールームを1か所に

デンマーク生まれのジュエリーブランドの日本法人が、10月に日本オフィスを「PMO渋谷Ⅱ」に移し、ショールームを併設しました。ショールームは、今後、メディアやバイヤー向けの展示会や、スタイリスト・編集者への商品の貸し出しにも使うとしています。働く場所とブランドを見せる場所を、同じフロアにまとめた形です。

3社のお知らせから読めること

  • 広さは数字で書くと伝わる。くるめしは、旧オフィスと新オフィスの面積を㎡で並べています。「広くなりました」より、何倍になったかがすぐ分かります。必要な広さの考え方は「オフィスの1人あたりの広さ」で紹介しています。
  • 移転の「意味」を書く会社が増えている。NSJAPANのように、移転を事業の方針と結びつけて説明するお知らせは、取引先だけでなく採用の候補者にも読まれます。
  • オフィスに「見せる場所」をつくる。パンドラのショールームのように、お客さまや取材の人を迎える場所を最初から計画に入れる移転もあります。
  • 最終営業日も書いておく。くるめしは旧オフィスでの最終日を書いています。郵便や来客がいつまで旧住所で受けられるかが分かると、相手が迷いません。

感想:会議室の名前に、会社の仕事を込める

3社を並べていちばん印象に残ったのは、くるめしの会議室の名前です。「つくる」「こめる」「つつむ」「とどける」「むすぶ」「かこむ」、そして多目的スペースは「いただく」。弁当が届くまでの流れが、そのままオフィスの地図になっています。会議室の名前は毎日口にするものなので、社員が自分たちの仕事を思い出すきっかけにもなりそうです。名前のつけ方は「会議室の名前のつけ方」でまとめました。

もう1つは、NSJAPANが移転を「成長投資」と言い切っていることです。移転には費用がかかりますが、何のためにお金を使うのかを最初に言葉にしておくと、社内でも社外でも説明しやすくなります。

自社のお知らせに活かすこと

  1. 新しい住所・ビル名・階数と、業務開始日を最初の数行にまとめる
  2. 旧オフィスでの最終営業日を書く
  3. 最寄り駅からの行き方を書く
  4. 移転のねらいを1〜2文で書く(広さ・事業・お客さまを迎える場所など)

文面は「移転のお知らせ文のテンプレート」、出す時期は「移転のお知らせはいつ出す?」で紹介しています。

よくある質問

  • 連休をはさんで移るのはよくあること? くるめしは金曜日に旧オフィスでの業務を終え、連休明けの火曜日から新オフィスで営業を始めています。休みの日に引っ越しの作業をすると、仕事を止める日を短くできます。段取りは「オフィス引越し当日の流れ」で紹介しています。
  • この記事の内容は変わることがある? 各社の情報は発表時点のものです。最新の情報は、各社の公式の発表で確かめてください。
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出典

  1. くるめし「事業拡大に伴い本社オフィス移転」(PR TIMES、2026年10月13日)
  2. NSJAPAN「日本橋へオフィスを拡張移転」(PR TIMES、2026年10月14日)
  3. PANDORA Jewelry Japan「日本事業の拡大に向け新オフィス・ショールームを開設」(PR TIMES、2026年10月14日)

写真:OFFICEMILL取材/イラスト:unDraw(MIT License)

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